日記 メダリストBR(草案)

話題が4つあります。

  1. 体調回復と、売れてる本に悔しみを覚えた話
  2. 東京に行った話
  3. メダリストを語りたいの話
  4. 冬のシカゴと短歌賞の話

 

 

1. 体調回復と、売れてる本に悔しみを覚えた話

 

1月頭の最悪な体調抜け出して、味覚(風味やにおい)も戻ったし、気持ちもすっきりとして、本を読めるようになってきた。

 

単純な体調だけでなく、仕事環境が変わる目処が立ったことも精神の安定に繋がっているのだと思うが、去年の秋冬からやっぱ抑うつ傾向があったのかな、と思う。

 

というのも、仕事関連で読まないといけないと思ってずっと読めていなかった本を、つい最近すんなりと目を通すことができた。わかってはいたけど読んでみたら全然難しくない本で、私の方がおかしかったんだな、と改めて思った。

 

その本は、なんというか、私の仕事で扱っているのと同じ分野の本なのだが、短期間でかなり爆売れしていて、ああこういう売り方の方法があったのか…わかりやすいまとめ方があったのか…と関心するくらいさまざまなテクニックで構成されており、私も仕事でベストを尽くしたつもりだったけど同じ分野でもっと上がいたんだ、悔しい、という気持ちになれた。

 

悔しいと思ったのはいつぶりだろうぐらいの悔しみなのだが、それだけベストを尽くした自分も偉かったな、と思う。

 

体調や精神というのは意外と自分で把握するのが難しい。あとからこうだったな、と思うことはできるのに、その時にはわからないことも多い。難しい。

 

 

2. 東京に行った話

 

1の話と関連するんだけど、久しぶりに東京に行って、いろいろと人と話してすべての用事が終わってモノレールに乗り景色を見ていたら、今の「ずっと家に居る・家族や必要な人以外誰とも話さない生活」が私にとっては何も流動しない、おかしなことだ、と腑に落ちて、仕事の終わりを悟った。

 

帰りの飛行機は、とてもよく晴れた夜で東京の夜景を一望することができ、しかも最後尾列の窓側だったのでめちゃめちゃ窓にへばりついて東京の夜の光を堪能した。東京はドラマチックで、大きくて広くて密で、でも夜景の中のあそこらへんにいたんだな、と思うと、人生の一つの節目を感じて、また東京に来たいなあと思った。

 

総武線で通勤していた時は、満員電車でぎゅうぎゅうになりながら毎日呪詛(臭い、せまい、ふざけんなボケ、◯ね等)の言葉を頭の中に巡らせていて、もうこんなとこには住めないと思っていたが、ぎゅうぎゅうになりさえしなければ、東京というのはやっぱすごいとこだなと思う。

 

 

3. メダリストを語りたいの話

 

話は全然変わるんだけど、漫画『メダリスト』の良さをなんとか文章にして伝えたいという気持ちがあり、いわゆるこれが推し…的な…? てか、BR(ブックレビュー)やないか、と思い、しかし、日々夜になると何もせず寝てしまっている。

 

ストーリーとしては、ものすごい熱量のある主人公がフィギュアスケートをしてメダリストを目指すという漫画なのだが(あと絵。動きのある絵がめちゃくちゃ上手いのが特徴。見て)、単にスポ根漫画(熱量に励まされる・感動する漫画)なのではなく、じつのところ、人間関係の漫画であり、特に「同じ境遇同士の孤独と同調(の喜び):あなたと出会えて嬉しい」を描いた作品なのではないかと思っている。(←スポ根にはこれもあたりまえに入っているのか?要検証)

 

いやーなんていうのかな…今のところ(最新50話)、主人公の熱量って、1話から誰も追いつけないくらいカンストしっぱなしで、物語的には試合の結果で挫折や成功はするんだけど、まぁずっと同じ熱量。

 

対して、中盤からはライバルのほうの描写も増えてきて、なぜライバルが主人公の存在を喜んでいるのかということや、ライバルの天才性以外(クールなだけでなく、暖かい人間性の部分)もむしろ主人公以上に最高の人物ジャンって感じで描写されていて、んで、最新話近くではそこが主人公の状況と融合して、もう、ええ〜!ってな…つまり…めっちゃ…今…精神描写の展開がいいかんじなんです!!!読んで!!!

 

いや…もっとうまく言いたい。私はもっとうまく言いたいんだ。

この気持ちが、BR(ブックレビュー)なのではないか。?

 

 

4. 冬のシカゴと短歌賞の話

 

「冬のシカゴと短歌賞」の前の賞である「夏の畳と短歌賞」は、一次予選通過作品には選ばれていたんだけど、今回はダメだった〜

 

過程はともかく、やっぱりこう…ベストを尽くした上で悔しがりたいですね。今回は練り上げることもできずダメだった。なんかあとから送った連作を見たら、「私の正月の日記」みたいな感じになっていて、それはそれでいいんだけど賞をとるならやっぱ世界観で驚かせるくらいのことをしたほうが楽しいしかっこいいな、と思った。

 

 

「夏の畳と短歌賞」の大賞は井口さん、「冬のシカゴと短歌賞」はむいちゃん(全国の初谷むいさんファン、先輩面でむいちゃん呼ばわりしてすみません)で、私得じゃん!!!と思っています。

 

これから候補先も含めてじっくり読みます。

 

おわり