音楽だったら、演歌、ロック、JPOP、クラシック、洋楽、民族音楽、和太鼓、アニソン、…みたいにジャンル分けがあって、全部聴かなければ音楽通ではない!けしからん!みたいに責める人はいないと思う。というか、すべてのジャンルの音楽を聴いてます〜という音楽との関わり方をする人はなかなかいないし、責める側も全部のジャンルの音楽を聴けないので実質責め立てるのは不可能である。何か主軸のジャンルがあって、その派生として気づいたら大体のジャンルで気になるものは聴いてます、くらいだろうか。
でも、短歌は、もし評論したいのならばだいたい出てる歌集は履修しておかないといけない気がする。それはつまり、短歌の中にはひとつのジャンルしかない…ということだろうか? それとも、ジャンルとして分けるほど数がないということだろうか?
たとえば何年代に出た歌集という分け方はできると思う。また、文語か口語か、ライトヴァース、的なまとまりを議論することもあるだろう。だけどそれはジャンルではない。ジャンルの定義は知らないが、少なくとも年齢や性別にはとらわれず、そのジャンルに至るまでの経緯(物語?)があるものだと思う。
知らないだけで、短歌にもジャンルはあるのだろうか。
それとも…短歌自体が韻文のなかのジャンルのひとつである…さらに言うと文学の中のひとつである…のは確定だと思うので、やっぱり、短歌が希求するものはなにか、ということを考えるのがいいのだろうか(何に???)
音楽の中のジャンルは、音でできているという共通点がある。
文学の中のジャンルは、言葉(テキストのみ)でできているという共通点がある。
たとえば演歌とロックとJPOPは、小説と詩と短歌…みたいに…うーん…うーん…
(まとまらず)