日記 同世代の歌集、指向するもの

歌集や歌人について良い評(もしくはエッセイなどでも、まとまった文章)を書こうとするなら、本来は適切な文献の別の評などもあたって引用しながら書くべきなんだろうけど、そうしている余裕は今はない…(という言い訳だけど…)でも!考えたことを書いておきたい!ので日記ということにする。

 

手元にあるいろいろな歌集と同人誌20冊〜くらい、わりと最近のものが多い(穂村弘の手紙魔まみ以降)んだけど、たとえば学生短歌会などで一緒だった人たちは大きな傾向として指向するものが似ている感じがする…という考えがあたまをもたげる。

サンプル数が少ないのはわかっているが、詩的飛躍に寄せているか実感(?)に寄せているか…みたいなところの傾向や、語のチョイスが、別世代の歌集のかたまりごとに比べてみると、うーん、同一集団内で影響しあっているのでは…と感じる。

語のチョイスレベルで言うと別に悪いということではなくて、あれ、この人のこの語、無意識に私も歌に詠んでたな…というのがいくつかあり、あれ、この人のこの語、私のほうが先に使ってないか…?というのもある。

こういうことは文字にするならちゃんと検証して言ったほうがいいと思うし、おおざっぱすぎる把握だ、でも私はいま初心者のつもりなので、荒すぎる把握でも別にいいではないかと思う。ていうかそこからしか先に進めない…。したいのは、評論ではなくて、その前段階の会話なのだと思う。でも会話する機会もないので日記に感想を書いていく。

 

それにしても、こうやって歌集を比較したり、他の人の評を読んでよりその歌人の解釈を楽しんだりする日が来るとは思っていなかった。