『了解』
途中まで読んでいてうわー合うーっていう単純な感じだったのだが、全部読んでみて、
・いわゆる「詩的飛躍」をしない
・今、自分がどう認識しているのかについての揺れ幅のコントロールが効いている
みたいな点が好みなのかな…と思った。
メッチャ読みやすかった。
で、後半になるにつれ詞書によってこの文体の主が重度のツイッタラーである描写がわかり、それにはかなり驚いた。かつ、微妙な関係をフォロワーとの間に見出したりでも疎遠になったりショックを受けたりする…というのが『了解』というタイトルにも繋がるのだが、なんというかその感じもわかる。し、ここまで書くんだということにも驚いた。
なぜ驚くんでしょうね…うーん… 歌集ってその作者(歌人)の人間関係まで詳しく解説は載ってないわけで、でも実際のところ短歌は人間関係のなかでできているわけで、その具体的なエピソード、しかもネット上でのやりとりでこんなにショックを受けたり冷める自分もわかってるけどそうでいたくもないんだよ、みたいなところまで書くのが…Twitterを題材にしてでできるんだ!っていう。
いや、まだうまく言えないな。
そこじゃない、良さは…。
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全然話変わるんだけど、今度気になった歌集についてとにかく喋ってみようの会をするんですよ。楽しみ。で、そこで題材にしたいと思っているのは取り急ぎこの2人です。わたしてきには。
・石井僚一(ねえ!第3歌集まで出てるけど、みんなどう思ってんの?これについていろいろ書いてないの?石井さんってなんなの? という気持ちがあるので)
・山田航(歌会や書き物など山田さんからいただいたものに対して山田さんの短歌については概要を把握できていない。理解が及んでいない。それはなんか落ち着かない。ので。)